趣味的レベリング

SEA of STARSクリア後感想

配信開始日にダウンロードしてチマチマ進めていた「SEA of STARS」をクリアしたので感想を書いていきます。

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SEA of STARSってどんなゲーム

海外産のインディゲーなのですがJRPGリスペクトで作られていています。

これは配信当日から各所で言われていることなのですが、「クロノ・トリガー」+「マリオRPG」のようなゲームです。

具体的にどの辺りがクロノ・トリガーかというと、マップの作りが正にそれです。

敵とはシンボルエンカウントで戦闘画面に切り替わるのではなくシームレスに戦闘が始まります。

特にこれはクロノ・トリガーだと思ったのはワールドマップに出た時です。

このようにキャラクターが非常に小さく表現され入ることのできる場所の目の前に行くとそのこの名称が表示され決定すると入れます。

ではマリオRPG要素はどこなのかというと戦闘におけるアクションコマンドです。

マリオRPGと言えばコマンド式なのに攻防にアクション要素がありマリオっぽいのも人気の一部だと思います。

このゲームではその攻撃や防御、スキルの使用にアクションコマンドが設定されています。

またレベルアップ時に任意のステータスにボーナス値を入れることができるのもマリオRPGっぽかったです。

どんな物語なのか

「至点の戦士」と「棲まう者」の戦いが描かれたものとなります。

ゲーム開始時に至点の戦士のゼイルとヴェレアどちらを主人公にするのか決めます。

書かれている通りストーリーへの影響は全くなく、主人公だけがクローズアップされるから両方分見ないといけないみたいなイベントもありませんので完全に好みです。

なんとなく左の方がデフォルトかなと思い今回はヴァレアを主人公にしました。

戦闘について

上記のように戦闘では攻防共にアクションコマンドが存在しタイミングよくボタンを押すことで威力を上げたりダメージを軽減したりできます。

あと大事なのは決められた属性で攻撃をすることです。

画像のように敵の上に幾つかのアイコンが表示されます。

この画像だと2ターン後に攻撃をしてくるということを示しています。

厳密にはこのゲームはターン制ではなく、敵の上に表示されている数字の回数だけこちらが行動すると攻撃してくるようになっています。

アイコンが出ている敵はその属性の攻撃を当てるアイコンが消えていき威力が下がっていきます。

全てのアイコンをなくすとその行動自体をキャンセルさせることができます。

画像だと打撃1回と月の属性2回を当てるとキャンセルできます。

普通に考えると2回の行動で3回分の攻撃をするのはできませんが、ここで戦闘中のアクションコマンドが活きてきます。

アクションコマンドに成功すれば通常攻撃は2ヒットになりますし、スキルにはタイミングを合わせることで連続ヒットさせることができるものもあります。

特にヴァレアは最初からマリオで言うところのスーパージャンプが使えるような状態なので、月属性は序盤から削りやすいです。

戦闘のバランスを上手く取っているなと感じた部分

  1. 通常攻撃でMP回復
  2. 入れ替えはターン消費なしで自由にできる
  3. 自分で難易度調節ができる

1は単純明快で通常攻撃をするとMPが3回復します。

そもそもこのゲーム数値が小さめに設定されているので終盤でもスキルは2、3回くらい使えば枯渇してしまいます。

そのため通常攻撃を適度にしてMPを回復するというのはいい調整だと思います。

というのも後半になると通常攻撃をする必要がなくなってしまうRPGはよくあるので、通常攻撃に意味を持たせるというのはいいことだと思います。

2もありそうでなかなかないもので、決まった属性が必要なのでターンの消費なしで交代したらすぐに行動できるのはストレスフリーになっています。

戦闘参加は3人ですが仲間はゲームを進めると4人以上になります。

それこそ似ていると評価されているクロノ・トリガーではあらかじめ選んだ3人しか戦闘に参加できず、初見で挑んだ敵にあいつを入れておけばよかったなんてのはザラでした。

当時はそこでゲームオーバーになって対策を考えてやり直すみたいなのもゲームの一部でしたが、現代にはそれは合わなくなってきているのでその場で対応できるというのはいい調整です。

3も斬新だと思います。

ゲームのそのもの難易度を設定するのではなく、道中で入手できるアイテムのオンオフで難易度を調整できるようになっています。

細かい部分は割愛しますが、敵の強さを単純に変えるのではなくプレイヤー側を助けるような調整になっているのも個人的な評価点が高いです。

戦闘で残念だった部分

  1. アクションコマンドのタイミングがわかりづらい
  2. 戦闘中の配置
  3. 移動面に若干の難あり

1は上記の難易度設定の中にアクションコマンドが成功したかどうかがわかるものがありますが、あくまでも成功か否かがわかるだけでいつ押せばいいのかがわかりません。

攻撃でもそうなのですが、特にわからないのが防御の時で相手の攻撃が連続であったりすると対応できなかったりします。

1回めを食らってしまうのは仕方ないとしても非常にシビアなタイミングになっているものもありました。

2についても1と関連していて、クロノ・トリガーのようにシームレスに戦闘が始まる関係でマップ上の柱の裏などにキャラクターが行ってしまうことがあります。

通常の配置は別にそれでも構わないのですが、スキルを使う際にキャラクターがその見えない位置に移動してしまうと完全にタイミングを掴むことができなくなってしまいます。

特に成功することで連続ヒットを狙うタイプのスキルを使った時にこうなってしまうと本来出せたであろうダメージが入らなかったりしてMPの消費に見合っていないような状態になってしまいます。

3は良くも悪くもクロノ・トリガーという状態です。

最終的には結構自由にマップを移動できるようになるのですが、ダンジョンに入ってしまうとちゃんと入り口から出ないといけないので、新しく勧めるようになったところでアイテムを回収してすぐに離脱というのができません。

別にそれだけならいいのですが、ワールドマップは地図として持っているので大まかな陸地の配置などはわかります。

しかしダンジョン内はマップがないのでどこに入り口があるのがわからなくなってしまうことがあります。

このゲームマップは高低差も結構あったりするのでそこもわかりづらくなる要因になっています。

クリアまでにかかった時間

スチームの画面を見るとこんな感じです。

25時間くらいでクリアとなってます。

でもこの25時間のうち1時間近くはエンディングのスタッフロールです。

こんなに長いスタッフロールはFF14だけかと思っていましたが、まさかインディゲーで目の当たりにするとは思っていませんでした。

途中で高速でスタッフロールを流せることに気がついたのでスピードを上げましたが、かなりの時間それに気づかずに流れる文字を見ていました。

全体的な感想

非常に面白かったです。

JRPG好きで色々なゲームをリスペクトして作ってくれたというのもよく分かりましたし、一部を除いてバランスも非常に良くできていると思います。

個人的によかったと思う点の1つとして、ラストダンジョンに行く前に色々できるから準備してから向かうように促してくれたところです。

よくあるクリア後にしか最強武器が取れないということもないのも評価ポイントです。

最終盤に新しく行けるようになったところをクリアすると最強装備を手に入れることができました。

ラストダンジョンにも装備は落ちてるのですが、それを凌駕する武器を持って乗り込むことになりました。

そういった装備が手には入る部分も含めてレベルデザインが非常に上手いと感じました。

特にレベル上げをした覚えはありませんが程よくダメージを食らいながらラスボス戦をクリアできました。

実は昨年同じように海外産のJRPGの「CHAINED ECHOES」をプレイしたのですが、ラスボス戦で詰んでしまいました。

負けて装備等も新調しましたがそれでも足りない感じでもうレベル上げをするしかない状態になっています。(時間を作ってレベル上げをしてクリアしたいところです。)

それもあってできそうなことをあらかたやって挑むとラスボスといい勝負ができるというのは非常にいい調整になっていると思います。

最後に

発売からまだ1ヶ月も経っていないのでスクショは序盤のもののみを使用し、内容もネタバレにならないように書いたつもりです。

発売後の最初の週末、それまで獲得プレイヤーが30%程度だった実績が突然5%になり輝き出しました。

SNS等での反響で土日で購入した人が一気に増えた結果実績を解放している人口の割合が一気に低くなったようです。

現在でもラスボスを倒した時に得られた実績は8.8%で輝いている状態になっています。

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